自己紹介と精神障害者の就職活動
障害者枠で就職活動中の双極性障害患者です。
精神障害者保健福祉手帳は3級。
アルバイトをしながら自力で就活をしていましたが、途中までは中々上手くいっていませんでした。
就労支援センターの担当者さんにハローワークの利用を勧められていたので、言われた通りにしていたのですが、精神障害者を元々採用する気のない企業も多いので、数を打たないといけない非効率なものとなっていました。
そんな中でも何社か面接に行くことが出来ました。
それらは中小企業と特例子会社でした。
中小企業では失礼な質問があったり、法定雇用障害者不足に対する納金を逃れるためだけに
採用したいのだなという感が強かったりしました。
例えば、とある中小企業では、面接冒頭で「リストカットはしませんか?」という無礼な質問がありました。また、「報酬も健常者と同じにするから、一切配慮をしたくない」という旨のことも言われ、驚きました。
そして特例子会社は当然そのような失礼な質問はなく、障害者枠での就職活動をしていく上で必要なことが明確になり勉強になりました。
それは「いかに自分の疾患を理解しているか」が重要だということです。
「どのようなことが原因となって症状を引き起こすのか」
「ストレスを感じたらいかに対処するか」
「社員になったら業務量や業務の質が変化するためストレスが多くなると思うが、
どのような姿勢で仕事に臨むのか」
「企業として貴方に働いてもらう際にはどのような配慮が必要か」
といった疾患に関連する質問が多かったです。
障害者採用では、特に精神障害の場合には、長期就労のためには病気の自己理解が必須となるようです。
しかし、知的障害や身体障害などをお持ちの方と働くイメージがつかなかったため、特例子会社で働くことは見送りました。
自力での就活に疲弊したので就労支援センターの担当者さんに背いて、民間の障害者専門就活エージェントの利用を始めました。エージェント担当者さんは2時間割いて初回面談をしてくれました。その場で「今もアルバイトとして働いているし、障害も特別重いわけではないので特例子会社にする必要はないです」と言って、障害者枠での一般就労を勧めてくれました。
その面談の場ですぐに受けるのに相応なレベルの業務の求人をしている企業を数社挙げて下さり、どこを受けるか話し合いました。そこから企業に提出する書類をエージェント主体で作成して下さり、一週間後には複数社から書類通過の連絡を頂くことが出来、いまは面接目前のタイミングです。
エージェントの担当者さんは、書類通過後もメールや対面で手厚いフォローをして下さっています。面接対策をしてくれたり、不安なことを何でも聞いてくれて大助かりです。
私が利用しているエージェントは全て無料で行ってくれるのですが、本当に頼りになることばかりで、感謝の気持ちでいっぱいです。
それらのご恩に報いるためにも特例子会社での面接で学んだことを活かして、笑顔で、落ち着いて、面接に臨めるように努力を重ねていきます。
民間のエージェントを使っているので、就労支援センターの担当者さんには申し訳ない気持ちもありますが、就職活動が一気にスムーズに進むようになったので、利用して良かったという気持ちでいっぱいです。
ハローワークに拘ることなく、就職活動の幅を広げる意味でも、エージェントを使うことはアリではないかと今では思っています。
このブログでは、精神障害者の障害者枠就職活動のことや、文章を書くのが好きなので精神障害に関して考えたことを記述していきます。どなたかのご参考になれば幸いです。
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